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コーポレート職/2019年新卒入社

HAYASHI

経営企画部
コーポレート管理部 兼 総務人事部 総務グループ


入社当初はIDシステム営業部で営業職に従事し、2022年に現部署に配属。法務業務と総務業務を
通して、会社全体の活動を支える。

助け合い、高め合おうという雰囲気が決め手

当社に入社したきっかけは何でしたか?

就職活動では、「自分にとって身近な商材を扱う企業」を中心に、写真・カメラ業界に限らず、例えば、おもちゃ、文具、雑貨、飛行機、鉄道など、自分の興味ある企業を幅広く見ていました。もともと富士フイルム自体には興味があったのですが、グループ会社を調べている中で、当社がカメラや「チェキ」、広告といったとても身近にある商材を取り扱っていることを知って興味を持つようになり、説明会に参加してみました。

そして、一次面接の際に「相互理解してくれる会社なんだ」と思えたのが決め手になりました。その後の選考でも会う社員のみなさんとの面談などを通じ、「大変なこともあるけど、それ以上に楽しいことがあるし、みんなで頑張ってみよう!」という、仕事へのワクワクとお互いを理解しようとする文化がこの会社全体にあると実感したことが最終的な決め手となり、入社を決意しました。

現部署に配属されるまでのいきさつを教えてください。

入社直後は、社員証や学生証といったIDカードの設計・発行・認証システムとを合わせたソリューションの提供を行うIDシステム営業部の営業職に配属されました。その後、「自分が営業としてやってみたいこと」は一通り経験できた手応えがあり、「次は何にチャレンジしていこうかな」と考えました。その中で、「一度全体を見てみたいな」と思い、経営企画部に行きたいと思って、入社4年目秋のジョブローテーションのタイミングで「管理部門・経営企画に行きたいです」と手を挙げたんです。

会社全体の動きをいち早く感じながら、
働く土台を整備していく

現在の仕事内容を教えてください。

現在は、コーポレート管理部と総務グループを兼務しています。コーポレート管理部では、主に契約内容の法務チェックからコンプライアンス啓発の取り組みまで、法務業務にとどまらず、全社的に法・コンプライアンスを遵守するための業務全般を担当しています。
また、社内トラブルや外部からのクレームに対して、最小限のリスクで解決を図っていくための舵取りを行います。

また、総務グループは“何でも屋さん”のようなところがあり、社内交流イベントの企画・運営、快適なオフィス環境の整備、社内ルールの策定など、社員が働きやすい環境を整えるための業務に幅広く携わっています。「こういう設備を入れたらいいんじゃないか」だったり「ここで困っているようなので、ここのルールをちゃんと決めた方がよさそう」など、社内の気になることも含めて、職場環境を整備しているという感じです。

今の仕事の醍醐味や面白さは何でしょうか?

営業部や企画部など、全ての事業部と接点を持つことができるので、各事業部の動向や、さまざまな社員の考え方を知ることができるのがこの業務の面白さです。営業さんだったら「こういう案件の時は、こういう視点でものごとを考えるんだな」とか、「企画職の人たちはこういう点を重視するんだな」とか、いろんな人の考え方を知ることができるのはすごい面白いと思います。

また、経営層に近いポジションなこともあり、会社全体の動きをいち早く把握できる部署でもあります。例えば、「会社が何か新しいことをしようとしてるな」とか、そういう動きを感じられます。あわせて、新しいプロジェクトが始まる時は、法律の確認が必要になってくるので、営業でも企画でもないけど、一緒に新しいプロジェクトを進める一助になっていたらよいなと思っています。

総務業務は、何かを生み出すっていうよりは、みんなの土台を整えていくようなお仕事がメインです。働く環境の土台を整備していくというか、みんなが使いたいだろうな、こんなことがあったらうれしいだろうなと考えることが楽しいです。
例えば、従業員と家族、同僚とのコミュニケーションを促進することを目的とした「ファミリーデイ」という社内交流イベントのプロジェクトリーダーを務めました。前例がなく、手探りの状態からのスタートでしたが、各事業部と協力しながら取り組んだ結果、イベントは無事成功し、いろいろな人から「やってよかった」「楽しかった」という声をいただけたときには、大きなやりがいを感じました。

営業職では見えてこなかった、会社の動きに圧倒

現在の部署に配属されてから、どのような経験を得ることができましたか?

実際に配属されて業務を行ってみると、業務の幅広さや、覚えることの多さに圧倒されたのを覚えています。

特に「裏側の動き方」だったり「自分で調べる習慣」は会得したかなと思います。
例えば、新商品の販売では、仕入れ先の各種法令の遵守状況や、顧客の支払い能力や信頼性の確認、さらに広告内容が景品表示法や著作権法に抵触していないかの確認など、多岐にわたる法務チェックが求められます。営業職時代は、契約を取って、売り上げをあげさえすればそれで完結だと思っていましたが、実際にはその背後で膨大な量の確認作業が行われていたことを、法務業務を通じて初めて知り、大きな驚きを覚えると同時に、会社の動きに対する理解がより一層深まったと感じています。

会社全体をサポートする「応援役」として

仕事をするうえで、大切にしていることは何ですか?

相手の立場になって考えることは、営業時代より余計気にするようになりました。
法務のお仕事は、事業部の方にいろいろな制約を守ってもらうことだったりするので、事業部が新しいことをやろうとした時にストッパーになってしまいがちなんです。ただ、そこで足かせになるんじゃなくて、お互いにすり合わせをして、「ここだけ守ってくれればなんとかなります」という形で、極力事業部がやりたいことを実現できるように応援できるような対応をしていきたいと思っています。

そのためにも、「できるだけ対面で話せたら話そう」と思っています。メールだけじゃ伝わらないニュアンスなど、直接お話をすることで理解も深まりますし、人柄だったり仕事の内容だったりも知ることができるので。また、対面で一度でも接点を持っていると、他の時にもお互いに助け合いやすいですね。

会社に入ってからも、
やりたいこと、挑戦したいことを探し続けていく

今後、挑戦したいことを教えてください。

今はとにかく、法務業務におけるスキルアップです。まだまだ経験不足な面が多いので、たくさん実経験を積んでいきたいと思っています。そして、相談内容に合わせて、会社としてベストな回答をできるようにしたいです。

今後のビジョンについては正直、まだあんまり見えていないです。スキルアップしたとき、おそらく会社のことが今より解像度高く見えていると思うので、その中で自分のやりたいことを、スキルアップすると同時に探していけたらと思っています。

ちなみに、就活したときも「これがやりたい」だったり、「自分に向いていること」とかは曖昧でしたし、実は今もそのやりたいことをずっと探しています。色んなことを知ることで選択肢の幅が広がっているので、正直決めきれないんです。自分に対しても就活生に対してもですが、就活で全部決まるわけじゃなくて、会社入ってからも自分のやりたいことを探せるし、人生経験や社会人経験を積んでいくと、また自分の考えの幅も広がるし、視点も変わるので、気負わなくて大丈夫だと思っています。

私も今後もっとスキルアップして、選択肢の幅を広げた上で次に挑戦していきたいことを探せたらと思っています!

※所属・役職等は全て取材当時(2025年)のものです。