INTERVEW

この会社で
働くということ

想像通りじゃない
人生を楽しむ

企画職/2015年新卒入社

高梨

TAKANASHI

コンシューマー事業本部 事業推進本部
カメラ事業部 光学・映像デバイスグループ


初任配属は経理部門。その後、IT推進や仕入れ・供給などのバックオフィス業務を担当したのち、デジタルカメラのマーケティング・販促部門にて活躍。現在は『Xシリーズ』のプロモーションを担当している。

「カメラ好き」を活かして

当社に入社したきっかけは何でしたか?

学生時代の趣味は、もっぱらカメラでした。そのため、自然と富士フイルムグループに興味を抱き、この会社に入社しました。なんとなく初期配属は営業だろうと想像していたところ、私の適性に期待いただき、配属されたのは経理部門で。学生時代は縁もゆかりもなかった、数字と経営の世界。今思い返すと、心のどこかでは「本当はカメラに携わりたかった」という気持ちもあったと思います(笑)。でも、数字を武器にして社会を読み解いていく面白みは実感できました。

今の時代に
デジタルカメラができること

現在の仕事内容を教えてください。

コンシューマー事業本部 事業推進本部 デジタルカメラ事業部に所属し、企画職のマーケターとして、当社の代表商品のひとつでもあるミラーレスデジタルカメラ『Xシリーズ』のプロモーションを担当しています。大手の広告代理店を相手に、SNS施策やウェブCMの企画・制作のディレクションをするほか、製品HPや自社メディアの企画・運営も手がけています。

当社の企画職の一番の面白さは何ですか。

販促を担当している『Xシリーズ』は、全ての機種にフィルム写真の風合いを再現する撮影モードが搭載されていて、富士フイルムのカメラならではの色再現性が最大の特徴です。ですが今の時代、気軽にフィルム風の写真を撮りたいとしたら、スマホアプリで事足りてしまうんですよね。だとしたらデジタルカメラは、誰にどんな価値を提供することができるのか。そんな顧客との“マッチングストーリー”をつくりだし、さまざまなプロモーション企画に落とし込んでいくのが、この仕事の本質であり、面白さだと考えています。

想定外の配属が、
想像を超えた自分に

現部署への配属が決まったときは、どんな気持ちでしたか。

初任配属先が経理部門、その後も製品の仕入れや供給、販促などの部門で経験を積んできたため、今の企画職へ来たときは、求められる知識もアンテナも全く異なり、不安しかありませんでした。しかし、現場で一から学んでいくうちに、徐々に他部署で培ったスキルや経験が間違いなく自分の土台として蓄積されていることに気づかされていきました。
1社にいながら、さまざまな事業領域や部門で経験を積めるのは、ジョブローテーションを推進するこの会社ならではの魅力だと思います。私自身、経理、仕入れ・供給、販促企画...と経験してきましたが、どの時代の経験も、今の自分を構成するのに欠かせなかったと感じます。キャリアパスが自分をつくっていると思うと面白いものです。5年後10年後、どの部門で何をしているか分かりませんが、この会社はきっとこの先何年働いても、どのポジションになっても、たくさんの期待と成⻑のチャンスをくれる会社。だから飽きずに働き続けられるのだと思います。

さまざまな部署を経験して得たことを教えてください。

経理時代に培った数字やデータから市場の動向を見出すスキルを活かした「仮説設計」です。例えば、媒体戦略を立てるにあたっては、市場調査や施策後の結果などの情報から市場の潜在的なニーズを拾います。当社製品はデザイン性など“ビジュアル”面への評価が高いというデータと、⻑時間、首から下げてもつらくないという“コンパクトさ”に強みがありました。そうした数値やデータから「ファッションの一部として、街歩きシーンで選ばれるデジタルカメラ」という可能性が編み出せるのです。この仮説があってはじめて、例えばファッション感度の高い20代男女にささるコンテンツを企画・制作しよう、といったプロモーション活動がはじまります。
私が今、マーケターとして現場の最前線で裁量を任せてもらえているのは、間違いなく経理時代に培ったスキルが基礎にあるからだと感じています。新卒当時、目の前の仕事に本気で向き合わなかったら、きっと今のポジションはなかったと思いますね。

この会社だからできる
新しい写真体験を考えたい

今後、挑戦したいことを教えてください。

若手から中堅へ...という節目の今、実は新しい目標ができまして。それは写真を「撮る」「プリントする」「活用する」という一連の体験をデザインできる会社だからこそのサービスをつくってみたい、というものです。写真の面白さは撮って終わりじゃない。印刷して、誰かに手渡したり、アルバムにしたり、思い出話をしたり、記録として活用したり、そこから新しいコミュニティが生まれたり...写真文化にできることはまだまだあると考えています。

それから、この10年で培ってきた経験・スキルを総動員して、次なる10年のキャリアをつくっていきたいです。入社したときから、想定外のキャリアがはじまっていたわけですから(笑)、これからも自分の想像を超えていく人生を、楽しんでいきたいと思います。

※所属・役職等は全て取材当時(2024年)のものです。