INTERVEW

この会社で
働くということ

広告で、
街をもっと面白く

営業職/2013年新卒入社

熊谷

KUMAGAI

イメージテック事業本部
ビジュアル&サイネージ事業部
第2営業部 兼 戦略推進部


初任配属から、ディスプレイ広告の営業担当。現在は大手交通系ハウスエージェンシーを主に担当し、
さまざまな大型プロモーションを仕掛けている。
営業だけでなく、事業企画に近い領域でも活躍中。

あの富士フイルムグループに、広告の仕事があるなんて

当社に入社したきっかけは何でしたか?

学生時代は商学部のゼミでマーケティングや企業広告について研究しており、広告業界を第一志望としていました。どうして興味を抱いていたかといえば、父が広告代理店に勤めていたことによる、憧れの気持ちが大きかったと思います。一見華やかに見える広告の裏に隠された、戦略と遊び。そこに憧れと面白みを感じ、広告業界を第一志望にするようになったのです。

ですが人気業種なだけあって、就活は⻑期化して。「本当にやりたいことって何だろう」と改めて自己と向き合おうとしたとき、出会ったのがこの会社でした。当初は、富士フイルムグループと聞いて写真やカメラ、プリント技術を連想し、広告とは関係のない企業だと思い込んでいたのですが、当社は他社にはないプリント技術を活用し、駅ナカの広告や案内サイン、屋外のディスプレイ広告など、幅広く携わっていることを知り、非常に関心を持ちました。多くの人が目にするマス広告に携われることと、富士フイルムグループの知名度や経営基盤があることにも、とても魅力を感じました。

リアルメディアの
可能性を広げる

現在の仕事内容を教えてください。

交通系ハウスエージェンシーの営業担当として、交通広告や屋外広告の制作・出力・施工に携わっています。広告の設置場所は、駅、空港をはじめ、商業施設や店舗、イベント会場など多岐にわたります。広告代理店が制作した企画・デザインを実現するための手段や工程をプロデュースするのが私の仕事です。

また、新規メディア枠の開拓支援も行っており、例えば、大きなターミナル駅に新しい広告出稿枠をつくろうという企画をいただくこともあります。渋谷駅の通路に新しい広告出稿枠をつくろうという話をいただいたことがあるのですが、その際は、広告の貼付サイズやその場所で雨風に耐えうる印刷仕様の候補などを、安全面・コスト面から検証しました。

リアルメディアの面白さって、「何にもない壁や床でも施工さえできれば、広告に使えてしまうところ」なんですよね。だからこそ、提案の方法はさまざま。広告代理店からはじめて聞くような要望も多くて、毎日が修羅場です(笑)。でもそのたびに、実現可能な手段をあの手この手で見つけていく。
この地道な粘りが、交通広告やリアルメディアの可能性をもっと広げてくれるなら。もっと面白いエンタメが生まれるなら。そう思い、毎日の仕事に向き合っています。

アイデアをアイデアで終わらせない

交通系ハウスエージェンシーの営業担当として得られた経験を教えてください。

競馬場の大型プロモーション案件ですね。「まるで競馬場に来たかのような交通広告をつくろう」と、代理店のクリエイターが目をきらきらさせて語っていて。「もう勘弁してくださいよ〜」と苦い顔をしながらも、内心わくわくしている自分がいたのをよく覚えています(笑)。床に芝生デザインのシートを貼り、改札外に等身大の馬の造形物を設置。「空間そのものを広告にする」という斬新なアイデアで。ただ、実現するまでには多くのハードルを乗り越える必要がありました。

例えば、壁や天井のわずかな傾きが貼り作業を妨げたり、施工後に床のフィルム加工が浮いてしまうトラブルが発生することもありました。それに一番難しかったのは、施工と設置を終車から始発電車がでるまでのたった3時間半の間に完了させなければならなかったこと。広告代理店や施工会社の職人さんたちとチーム一丸となって知恵をしぼりましたね。無事施工が完成し、後日SNSを確認したところ、私たちが制作した空間広告に関する投稿が拡散されていました。反響の大きさを目の当たりにし、何とも言えない達成感を味わいました。

あっと驚く交通広告を
もっと実現していく

現在の仕事のやりがいを教えてください。

「こうなったら面白いよね」という理想を追求しつつも、安全性、コスト、納期など多様な条件を確実にクリアにしていくこと。そしてその先で、やはり世の中の反響をリアルに目の当たりにする瞬間です。入社以来、ディスプレイ広告の営業として主に大手広告系ハウスエージェンシーを担当していますが、12年経った今も新鮮な気持ちで「面白さ」を追求しています。

今後、挑戦したいことを教えてください。

2025年4月から大阪へ異動することになりました。東京で12年間営業をしてきた自分だからこそできることがあるのではと思っています。東京で培ってきた知識や経験を活かしつつ、エリアによる固定観念にとらわれずに大阪の市場や商習慣に早く慣れ、戦力になりたいです。
また、大阪へ異動を希望している関⻄出身の若手もいると聞いているので、そういった人たちが異動してきやすい職場環境・雰囲気づくりもしていきたいと考えています。

※所属・役職等は全て取材当時(2024年)のものです。