INTERVEW
この会社で
働くということ
これからも、
写真で人生は
豊かにできる
営業職/2017年新卒入社
野口
NOGUCHI
デジタルカメラ事業部
営業部カメラ量販店グループ(取材当時)
2024年9月に(現)コンシューマー事業本部 事業推進本部 プリントソリューション事業部 ダイレクトビジネスグループ(兼)カメラ事業部 光学・映像デバイスグループ部署へ異動
写真は、コミュニケーション手段だった
当社に入社したきっかけは何でしたか?
当時の富士フイルムイメージングシステムズの説明会で聞いた「写真で人生を豊かにする」というメッセージを聞いたとき、自分の人生と符合する感覚を覚えたんです。
私は幼少期から、おじいちゃん・おばあちゃん子でした。昔はよく一緒に出かけていたのですが、私が大学生になった頃には、2人とも足腰を悪くしてしまって。そこで、外に連れ出せない代わりに、自分が出かけたときには写真をお土産として見せるようになりました(当時から、富士フイルム製カメラの1ユーザーでもありました)。2人ともいつも私の写真を楽しみにしてくれて、気付けば私にとって写真は趣味であり、祖父母とのコミュニケーション手段の一つになっていたんです。だからなのか、「写真で人生を豊かにする」というメッセージに、強く共感できて。こんなことを同期に言うと、「エピソードがきれいすぎる」とよくつっこまれますが(笑)。
ただ、これは本心で、かつ共感できているからこそ、たとえ仕事で辛いことがあっても目標を見失わずに踏ん張れる気がしたんですよね。



売り込むよりも、
味方になること
これまでの仕事内容を教えてください。
入社後は、デジタルカメラの国内需給担当をしていましたが、現在は、大手カメラ専門店の営業担当を任されています。事業全体を見渡せる鳥の目と、現場の細かな動きが分かる虫の目。どちらの視点も得られるように、と上司が僕のキャリアを考えてくれた上でのジョブローテーションでした。事業部全体のことを考えていた需給担当とは違って、今はデジタルカメラを販売する現場一つひとつにコミットしています。カメラ専門店に自社製品を置いていただけるように掛け合うほか、店舗ごとに異なる客層や課題感に応じてどんなセールス・売り場を展開していくか、専門店のパートナーとして、担当者と一緒に戦略を考えています。
──現在の配属先で得られたことは何でしょうか?
先輩の営業に同行する中で、台数を売り込むことよりも、いかに担当者や店舗スタッフの味方になれるかが、数字に直結することに気づきました。例えば、先輩はいろいろなシーンを想像しながら、店舗スタッフがお客さまにお薦めしやすいような文句を考えて提案していました。また、別の場面では、私たちが薦める製品を扱っていただくことで、店舗の悩みがどのように解決するのかを軸にして、カメラの魅力を伝えていくこともありました。伝え方を工夫すると、担当者に喜んでいただけますし、製品が売れると僕らもうれしい。担当者や店舗スタッフの味方になることを念頭に仕事をすると、お互いに気持ちよく仕事ができるんですよね。
営業である前に、“人として”向き合う
──営業に携わる中で大切にしていることを教えてください。
営業である前に、“人として”お客さまと向き合う姿勢です。製品の機能をやみくもに伝えるのではなく、相手軸で考えてきちんと響くように伝える。これが、自分がより磨きをかけていくべき営業力だと感じます。これまでいろいろな先輩の営業に同行していて、お客さまに同じ質問をしても、割いてもらえる時間の⻑さやいただける情報量が、人によって違うことに気づきました。もちろん、営業としてはできるだけ情報が集まった方が良いに決まっています。一体、何が違うのだろうと分析してみると、情報が自然と集まってくる先輩ほど、ビジネスの話をしていませんでした。仕事のためだけじゃなく、世間話や趣味の話などを通じて、まず目の前のお客さまと仲良くなりたいという気持ちが感じられたんです。


人生そのものを
充実させる働きかたを
今後、当社で目指すことを教えてください。
社名でも製品の魅力でもなく“人柄”で信頼される営業になることです。人柄で信頼されると、自分がカメラ専門店に介在する価値をより感じられるようになると思います。それによって、仕事へのモチベーションも高まりますし、人生そのものが充実するはず。働き手としても、「写真で人生を豊かにする」というメッセージを体現していきたいですね。



※所属・役職等は全て取材当時(2019年)のものです。
