INTERVEW
この会社で
働くということ
「好き」は、
スキルになる
ソリューションエンジニア/2019年新卒入社
市場
ICHIBA
営業技術部 開発&IT サポートグループ
アミューズメント部門のシステムエンジニアとして、テーマパークにおける撮影・プリント技術の活用や
既存システムの改修・更新などを担当。
写真体験そのものの
ソリューションに
関わるエンジニアになりたい
当社に入社された経緯をお聞かせください。
初めは、カメラメーカーの研究開発職を目指していました。大学で学んでいたのは、画像処理やCGの技術。卒業研究では、料理部だった経験を活かして、料理のレシピを初心者にも分かるように、GIFアニメで紹介する手法を開発していました。学生の頃から自分が好きな写真や映像には常に触れていて、就職活動で受けた会社もそのほとんどがカメラメーカーでした。カメラの開発をいつか仕事にする、と心に決めていました。
ただ、選考が進むうちに、少しずつ考えに変化が起きました。カメラという製品に限らず、写真を撮影するという体験そのものが好きなこと、一つのプロダクトを突き詰めるよりも、写真や映像に関わるさまざまな仕事を経験してみたいこと、そして当社が「最後の一社になっても写真文化を守り続ける」という信念を掲げていること、を踏まえると、自分のやりたいことがここならきっと実現できるんじゃないか。そう考えるようになりました。
そこで、一眼レフの開発職の内定をもらっていましたが、迷うことなくこの会社への入社を決めました。どの部門の配属になっても、どのような形であっても、技術職としてイメージングソリューションに携わることができる。そんな環境で働けることに、入社前からワクワクしていたんです。



ずっと夢中でいられる仕事に出会えた
現在の仕事内容を教えてください。
アミューズメント部門のシステムエンジニアとして、テーマパークにおける撮影・プリント技術の活用や既存システムの改修・更新などを担当しています。具体的にイメージしてもらいやすいのは、ジェットコースターの落下部分で写真を撮影したり、季節限定イベントに合わせて写真撮影・プリントしたりできるサービスでしょうか。どちらもよく見聞きする仕組みだと思いますが、こういった場面で使われるシステムも、カメラ本体やプリントの技術革新に合わせて、数年ごとにアップデートしています。
仕事の魅力はどこにあると感じますか。
実を言うと私、月に何度も足を運ぶほどの、大のテーマパーク好きで、入社してからも幾度となく、アミューズメント向け写真システムの技術部門で働くことが夢だと公言してきました。だからこそ、「自分の好きを磨いて、誰かの役に立てる」ところに今の仕事の魅力を感じています。きっとこの先、何年経っても、私はこの仕事に夢中なんだろうなって思っています!


頑張っていれば、
ちゃんと誰かが見てくれる
アミューズメント部門への配属が決まった当初、どんな気持ちでしたか。
そのときのことは今でも鮮明に思い出すことができるのですが、2年目のある日、「アミューズメント領域、やってみない?」と突然部⻑から電話がかかってきたんです。それは、願ってもない提案で、とてもうれしかったのを覚えています!自分が好きな、写真とテーマパーク。このどちらにも携われる仕事ができる機会なんてめったにありません。「ぜひ、やらせてください!」とその場で承諾し、つい家族にも報告しました。
元々、アミューズメント部門に興味はあったものの、経験豊富なベテランエンジニアが多く所属する領域なので、正直私には時期尚早だろうと思っていましたし、若いうちから好きなことを仕事にできるほど世の中、甘くないと思っていました。私は入社1年目から、フォトイメージング製品を製造する調布工場に所属し、生産管理システムの開発を担当していました。その中で、慣れない開発言語やアプリに苦戦しながらも、工場内の業務改善を提案するなど、何事にも前向きに取り組んでいた方だとは思います。そんな様子をみて、ありがたいことにチャンスをもらえたのかもしれません。頑張っていれば、ちゃんと誰かが見ていてくれる。そんな温かさのある職場であることを再認識しましたね。
笑顔にしてもらう側から、
笑顔をつくる側へ
アミューズメント部門のシステム開発に携わる中で大切にしていることを教えてください。
閉館後の園内を回りながら、自分の「好き」を基点にどんな仕掛けにしたらゲストに喜んでもらえそうか?どんな画面にしたらスタッフが操作しやすいか?などを検討することを大切にしています。憧れのテーマパークからたくさんの笑顔をもらってきた私が、今度はどうやってゲストに喜んでもらおうか、と考えているんです。人生、何があるか分かりませんね(笑)。
たまに「好きなことを仕事にして嫌にならない?」と聞かれることがあるんですが、私は少しも苦痛に感じたことがありません。むしろ、仕事に打ち込めば打ち込むほど、写真もテーマパークも、新たな魅力がどんどん見えてきて...本当に飽きないんですよね。好きなことを、ずっと好きでいること、これが一番の私の強みなのかもしれません。
「好き」を重ねて
バタフライ効果に
社会人として大切にしていることを教えてください。
ほんの些細なことだとしても、自分の心の動く経験をコツコツと積み重ねていったら、いつか人生に影響を与えるくらいの宝物になるかもしれない。そんなふうに信じて、仕事でも自分の「好き」という感情を大切にしています!
今後、挑戦したいことを教えてください。
テーマパークは、常に新しい価値を提供し続けることでお客さまに驚きや感動を届ける存在です。だからこそ、その変化の一歩一歩に関われることを光栄に感じています。現在主担当として取り組んでいる大規模案件は、数年間にわたるもので、非常にチャレンジングですが、その分、プロジェクトが完了し、稼働を始めた際の達成感はこれまでにないものになると感じています。
今後は、このような大規模なプロジェクトを成功に導くための専門知識を継続的にアップデートしながら、「弊社だからこそ実現できる」強みを最大限に活かした提案や開発に挑戦していきたいと考えています。単なる運用ではなく、課題解決を通じてさらに価値のある結果を生み出していけたらと。
また、自分一人で完結する仕事ではなく、チーム全体の専門性と経験が組み合わさって価値を生み出していることを日々実感していて......。なので、これまで以上にメンバー間での知識共有やコミュニケーションに力を入れ、それによって新しい発見や取り組みが生まれる環境をつくることにも挑戦していきたいです。これらを通し、⻑期的な視点でテーマパークの魅力を向上させる仕事に貢献できればと考えています。



※所属・役職等は全て取材当時(2023年)のものです。
