INTERVEW

この会社で
働くということ

「現場」に
立ち会える
エンジニアの幸せ

ソリューションエンジニア/2023年新卒入社

小林

KOBAYASHI

営業技術部 SE3 グループ

大学では生物学を専攻しつつ、アルバイト先で
出会ったデジタルサイネージに心惹かれる。
入社後はデジタルサイネージを用いたソリューション提供に従事。

この会社の「人の良さ」に惹かれた

当社に入社したきっかけは何でしたか?

きっかけは、説明会でデジタルサイネージを扱っていることを知ったことでした。学生時代、駅の商業施設でアルバイトしていた時にデジタルサイネージが導入されるのを目の当たりにしたときに「あ、すごい、こんな媒体があるんだな」と興味を持っていたので、それを扱うこの会社にも興味を持ちました。

就職活動で「軸」にしていた条件はありますか?

もともと、「専門的な知識や技術を持った技術職として、多くの人と関われる環境で働きたい」と思っていました。業種へのこだわりはなく、幅広く探していましたが、大学で専攻していた生物関係と、今の仕事であるデジタルサイネージは意識の片隅にありました。そのうえで、入社の決め手になったのが、「人の良さ」でした。当社の説明会や就活生向け座談会で、登壇したどの社員も「この会社は人がいいんです」とおっしゃっていたのですが、それがすごく正直な言葉に聞こえたんです。今、先輩社員たちと仕事をするようになり、「やっぱり本当だったんだ!」と感じています。
また、技術者も設置する現場に足を運ぶ機会が多いという話が聞けたのも、何事も現場に行って人と関わることが好きな私には魅力的に思えました。

自分の仕事が、
人の役に立っているのを見て

現在の業務について教えてください。

営業担当者と連携して当社で扱っている商材に関して、技術的なサポートを担当しています。といっても、自社開発した製品を販売するわけではありません。お客さまからご相談を受けたら、個々の課題を解決するために最適な機材を組み合わせ、一つのシステムとして提案します。基本的にお客さまがやりたいと思っていることや、予算や条件等を伺い、それらを踏まえたうえで、実現するためのプランを営業と一緒に考え、そのプランの検証から導入・設置、保守・運用までをカバーする役割を担います。

具体的にはどんなソリューションを提供していますか?

サイネージそのもの、そこへの配信、メンテナンスまで、幅広く提供しています。サイネージそのものと一口に言っても、サイネージソフト・ディスプレイ・使用するPC等、都度最適なものを選定して組み合わせています。領域に関しても、メインは交通広告媒体が多いですが、他にも飲食店のメニューやキャンペーン情報を流すものなど、デジタルサイネージが利用される用途は拡大しています。

私の経験の中では、バス停の案内板をデジタルサイネージにリプレイスした案件が特に印象に残っています。複数のバス会社の複雑な運行状況を正確に把握し、「次のバスはあと何分で来る」という情報をリアルタイムに表示する発車案内や、デジタル時刻表などの交通情報と地域情報を表示するサイネージシステム(MORA)を導入しました。この仕事では、全国各地の現場に行くことで、自分たちが提案・導入したシステムが実際に街中で人々の生活の役に立っている光景を実際に見ることができ、「頑張って良かったな」と思えるような案件でした。

※MORA FOR BUS STOP 記事参照

一人でのサポート対応が自信に

今の部署に配属が決まってどう思いましたか?

入社の動機の一つでもある、デジタルサイネージを扱う現在の部署を希望し、希望通り配属になりました。専門的な知識や技術などは一切なかったのですが、配属が決まった時は、単純にうれしかったですね。一方で、経験を積んだベテランの技術者が多く、当時は若い人や女性が少ない部署だったので、やっていけるだろうかと少し不安もありました。でも、働き始めてみたら職場の人たちがすごく温かい人ばかりで、世代も関係なく良くしていただいて、入社前に聞いていた「人がいい」は本当だったな、と改めて実感しました。

これまでの仕事で思い出に残っているものはありますか?

一番の思い出は、配属されて半年経った頃、いろいろな条件が重なって初めて一人で遠方の現場に行きサポート対応をしたことです。一人といっても東京から先輩に電話でサポートしてもらいながらですが、その仕事をやり遂げたことは大きな経験で、成⻑させてもらったなと思っています。後日お客さまから「来てくださった技術の方が、一年目の若手だとは思えないくらい、すごくハキハキと的確にしっかり対応をしてくれて、すごく良かった」というお言葉をいただき、とても報われた気持ちになりました。

社内外問わず、
積極的なコミュニケーションを

仕事をするうえで大事にしていることはありますか?

基本的なことですが、コミュニケーション面で、報・連・相を欠かさないことや、早いレスポンスを心がけています。チーム内だけでなく、お客さまや、協力会社の方々とも、積極的にコミュニケーションを取るように意識しています。中でも現場で施工してくださる協力会社の方は現場に出ていることが多いので、メールだけの連絡ではスムーズにいかないことが多々あります。そういう場合は、電話をかけたり、二重確認を徹底したりしています。サイネージの設置は現場で一緒に確認しないと分からないことも多いので、直接会うことも大事ですね。
あとは、社内外問わず、自分から積極的にコミュニケーションを取っていくことも意識しています。萎縮せずに自分からコミュニケーションを取ることを心がけていると、いろいろな場面ですごくスムーズに業務ができて、自信を持って対応できるようになると思います。

仕事をする中で、先輩や上司から言われてうれしかった言葉はありますか?

入社2年目の終わり頃、上⻑と会話をしていて、「まだまだ自信を持てないことも多いとは思うけど、私は小林さんの仕事について特に心配していないよ」と言われたんです。何気ない言葉ですが、私はその言葉を聞いて少し認めてもらえたというか、信頼してもらえているんだと解釈しました。これからももっと頑張ろうと思える瞬間でした。

メンバーから頼ってもらえる、
得意分野を作りたい

今後、新たに挑戦してみたいことはありますか?

今はとにかく、デジタルサイネージの知識をもっとつけたいです。同期から他部署の業務内容を聞いたりすることはあるんですが、例えばクラウドの話を聞いても「デジタルサイネージのクラウドだったら......」と、ついデジタルサイネージに結びつけて考えてしまいます(笑)。特にハードウェアの仕様や、ネットワーク周りの知識が足りていないので、勉強していきたいです。

現在の部署で目標としていることはありますか?

先輩たちは皆、それぞれ得意分野があって、「この場面だったらあの先輩に聞こう」みたいなことがあるので、私も「自分がそのグループのメンバーの中でもよく知っている分野」を持てるようになりたいと思っています。私は、サイネージ配信用のソフトウェアに触ることを得意としていると感じる場面があり、もちろん、まだまだ全然足りないですが、他のグループメンバーから「これってどうやるんだっけ?」と聞いてもらえる場面が最近少しずつ増えてきてうれしいですね。
それから、ハードウェアの具体的な仕様の部分やネットワーク周りの話などの苦手分野については、引き続き勉強して身に付けていきたいと思っています。
得意を伸ばしつつ苦手を少しでも克服していけるよう、これからも頑張っていきます。

※所属・役職等は全て取材当時(2025年)のものです。