LIFE
いい人生こそ、
いい仕事
ジョブ
ローテーション
これまで複数の部署で業務経験を積んできた2人に、ジョブローテーションの体験を語っていただきました。
事業や機能の異なる部署への異動により、
経験を強みにした活躍とさらなるスキルアップを図る。
ジョブローテーション
主に入社10年以内の社員を対象として、個人の経験の幅を広げ成⻑を促すための人事異動。これまでの経験を別の部署で生かしながら新たな部署でさらなる成⻑を遂げるために、各人の成⻑にとって適切なタイミング(3年から5年程度)で行われる。
MEMBER
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営業職
2015年新卒入社
奥山
OKUYAMA
コンシューマー事業本部 事業推進本部
プリントソリューション事業部
ダイレクトビジネスグループ入社後、デジタルカメラの拡販に向けた店頭およびウェブ周りのマーケティングを担当。その後、現在の部署に異動し、プリントサービスを提供するECサイト「FUJIFILMプリント&ギフト」の運営全般とマーケティングを担当している。
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営業職
2017年新卒入社
野口
NOGUCHI
コンシューマー事業本部 事業推進本部
プリントソリューション事業部
ダイレクトビジネスグループ 兼 カメラ事業部 光学・映像デバイスグループ入社後、デジタルカメラやレンズの需給管理を担当。その後、同事業部内の営業部へ異動。大手カメラ専門店の本部担当を経験。その後、部署を跨いで広域チェーン営業部に異動し、コンビニエンスストアのマルチコピー機の写真プリントを担当。現在は、デジタルカメラやチェキを販売するECサイト「フジフイルムモール」の運営全般に加え、事業推進本部のデジタルカメラマーケティングチームを兼務している。
新たな挑戦への想いを
後押ししてくれる制度
2人にとってジョブローテーションの経験はいかがでしたか?
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奥山
私は入社してから6年以上、デジタルカメラの販促系のマーケティングの部署にいまして、そろそろ別の部署で新たな経験を積みたいと考えるようになり、上⻑との面談の際には、結構具体的に今いる営業機能を担うコンシューマー事業本部に異動したいという話をしていました。ちょうどその時期が、会社が若手のジョブローテーションに力を入れ始めた時期と重なった感じで、2年半位前に現在の部署へ異動となりました。
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野口
私の場合、今の部署への異動は明確な異動希望っていうよりかは、もう少しふわっとしていた覚えがあります。前の部署の上司には「ここに行きたい」と明確に部署を希望していたというより、「他の仕事も経験してみたい」という話をしており、幾つかやりたいことを伝えていたのを汲み取ってもらって希望から外れることなく今の部署に異動した、という感じです。



新しい部署、新しい視野、
見えてきた会社の全体像
ジョブローテーションを経験することで得られたことは何ですか?
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奥山
入社してからずっとデジタルカメラの仕事をしてきたので、会社のフォトイメージング事業における、もう一つの大きな核であるプリント領域に触れる機会が今までなかったんです。それが、ジョブローテーションによってプリント領域中心のECサイトの担当になったことで、同じ会社内でありながら新しいビジネス領域を経験することができました。ジョブローテーションによって、自分がすごく新しいことに挑戦できているし、会社や事業全体に対しての理解がより深まってきたと思います。
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野口
私の場合、入社してから3回のジョブローテーションを経験しているのですが、いろんな部署での仕事を経験していく中で、一つの視点だけでなくさまざまな角度から、会社や事業全体を立体的に見られるようになったのは、異動を経験して良かったと思う点です。
初任配属ではデジタルカメラの需給管理に関わり、社内の仕事の流れや仕組みを学びました。その後、営業に異動してリアルな現場を経験し、さらに、デジカメからプリントの営業へと担当製品が変わったことで、お客さまごとのニーズの幅広さにも気づけました。
現在はECサイトでの直販を担当していますが、またこれも全然別の角度でダイレクトにお客さまと関わることができていると感じているので、ジョブローテーションによって自分の視野がどんどん広がっていると感じています。


培ってきた自分の能力を
再発見する
過去の学びや経験が今の部署で生かせた瞬間はどんなときでしたか?
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野口
今の部署の上司に言われてうれしいなと思ったのが、今まで営業をやってきた経験から情報を積極的に部内に共有していたところ、「現場の情報を取って共有してくれるのが、非常にダイレクト営業部として助かっている」と、期末のタイミングの振り返りの面談で言われたことです。
今までいろいろな部署を渡り歩いて、さまざまな人と関わってきたからこそ取れる情報もあり、営業時代のアンテナを今もまだ張れているのだなというのが分かって、うれしかったです。 -
奥山
異動してから気づいたことは、デジタルカメラとプリントの業務を両方担当し、理解している社員が社内にも意外と少ないということです。
だからこそ、過去の部署での経験も踏まえた両方の視点や幅広い人間関係を持っていると、違う視点でアイデアを出せたり、両方をかけ合わせた取り組みをしようとするときも仕事がスムーズに進めることができたりする実感があります。そこが、ジョブローテーションの良いところだと思っています。



さまざまな視点を活かして、
さらに新しいステップへ
部署の異動希望について、職場内でどう伝えていましたか?
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野口
もちろん全員が全員希望通りの異動ができるわけではないのですが、もし希望があるなら、早いタイミングから、どんどん発信していった方がいいよ、とは後輩たちにもよく話しています。
自分の希望や想いは伝えておくと、もし何か空きが出たときに、部門⻑や上司たちに「野口はこういう希望だったよね」って汲み取ってもらえるかもしれないので。そのあたりは、実際に自分自身が概ね希望通りに異動してきたからこそ、自分の想いや希望はしっかり伝えておく方がいいよって、近い世代の人たちにも伝えておきたいという気持ちがありますね。 -
奥山
最終的には会社が決めることなので、必ずしも希望通りに異動になるとは限らないにしても、積極的に「異動したい」「自分はこういうことをやってみたい!」ということは、声に出した方がいいのかなと思っています。
私たちの会社には、若手の意欲や意見をしっかりと受け止め、後押ししてくれる風土があります。「この仕事を経験することで、将来的にこう成⻑したい」という自分なりの考えや、具体的な希望を、日頃から上⻑に伝えて理解してもらえれれば、希望は実現されやすいのではないかと感じています。
今後の展望を教えてください。
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野口
私は入社してから、業務、営業、販促、直販と、さまざまな部署で幅広い業務を経験してきました。幅広い業務を経験したからこそ、すぐにという意味ではないですが、いつか一番初めに担当した業務系の部署に戻ってみたいですね。幅広い視点や高い視座を持って、当時とは違ったやり方で仕事ができるのではないかと感じています。
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奥山
私も直近では今の部署で経験を積んでいきたいのですが、ゆくゆくは“マーケティングと営業の視点”“デジタルカメラとプリントサービスの両商材を扱った視点”を活かして、デジタルカメラやinstax(チェキ)等の商材単体でなく、富士フイルムのコンシューマーイメージング商材全体での顧客体験価値を高める施策や仕事に挑戦したいです。
※所属・役職等は全て取材当時(2025年)のものです。
