富士フイルムイメージングシステムズ株式会社

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ここが、
写真文化の最前線。

企画/2016年入社

鏑木 朋実Tomomi Kaburaki

鏑木 朋実 鏑木 朋実

Profile

営業推進部 フォトイメージング戦略企画部
需要創造・フォトプリントグループ

鏑木 朋実Tomomi Kaburaki

2016年、中途入社。写真やアルバム作りが趣味で、入社前からフォトブック制作の魅力をブログを通じて発信していた。 現在は、企画職としてフォトブックの商品企画を担当している。

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ヒット商品が生まれる、裏側のリアル。

富士フイルムとの出会いは、小学校の卒業式。当時、クラスの女の子たちがこぞって使っていたのが『写ルンです』でした。こんなに可愛く思い出を残せるなんてすごい!その時の高揚感を忘れられず、成長と共に写真は大切な趣味になりました。とはいっても、カメラの機器自体にはそこまで興味はなくて、日常を写真に残し、それをカタチにすることが好きだったんです。そして、そんな趣味が高じて、FFISで企画職として働くことに。
企画職というと、アイデア勝負のように思われる方も多いのですが、実際はもっと地道で、泥臭い仕事だったりします。例えば、これまで数々の商品企画を任せていただきましたが、いまだにこの仕事の“決定事項の多さ”には驚きます。フォトブックであれば、本のサイズ・紙質・フォント・表紙カラーなどの製品仕様や、ページの編集ソフトの仕様など。他社の商品ではなく、富士フイルムの商品を手に取ってもらうためには、常に社会の流行やターゲットユーザーの心情に寄り添って、常に仕様をアップデートしていく必要があります。無数にある選択肢の中で、常にユーザーにどれが響くのかを見極めて、選ぶ、選ぶ、選ぶ…。そうして、細部までこだわりをちりばめたその先に、世の中の人々の心を動かすようなヒット商品が生まれるのだと思うんです。

INTERVIEW

自分の“カワイイ”という
感覚を信じる。

若年層をターゲットとした、新しいフォトブック『PhotoZINE(フォトジン)』の企画。それが、私の初仕事でした。2016年当時、当社のフォトブックといえば、分厚くて背表紙がしっかりとしたものがメイン。高級な仕様なので価格も高く、記念日などの特別な時にきちんと残すためのアルバムとしてご購入いただくことがほとんどでした。
そこで私が企画したのは、スマホやSNSで写真を楽しんでいる人たちが、低価格で手軽に作れるフォトブック。“手軽さ”はもちろん、写真を“きれいに”ではなく“可愛らしく”魅せることを意識して、仕様にも工夫を凝らしました。紙は白ではなくあえて少し黄色味がかった色にしたものや、カバー表紙の内側をクラフト紙にして雑貨っぽくしたものなど。しかし、写真の色味が正しく再現されない色のついた紙を使うなんて、業界の非常識。伝統のある写真の会社として、上司や先輩社員の世代の方々には反対の声も多くありました。それでも私は、自分の“カワイイ”という感覚には自信がありましたし、またターゲットユーザーへのヒアリングでも高評価だったので、粘り強く提案し続けました。そして「この商品のターゲットは鏑木さん世代なのだから、彼女を信じて勝負してみよう」という上司の後押しで、自分が提案した仕様での商品化が決定しました。いまでは会社を代表する看板商品ですが、あの時、上司が若い世代の感覚を信じて任せてくれなかったら、きっとこの商品は生まれなかったでしょう。時には、自分の感覚を信じて、意志を貫くことも大切だと学びましたね。

INTERVIEW

次世代の写真文化を
生み出したい。

『PhotoZINE』のヒットを経て、次の目標ができました。それは、「写真をカタチに残すこと」を新たな世代の中で流行にすること。私たちは若者が写真をプリントするためのツールとして『PhotoZINE』を作りましたが、SNSなどで反響をチェックすると、様々なお客さまに思いもよらぬ用途で使っていただいていることが分かりました。写真をカタチにすることが珍しくなった時代に、贈り物や自作の写真集、卒業アルバムなどとして、沢山の人の元で活躍していたのです。『PhotoZINE』は私たちの手を離れて、“残す”だけでなく人々を“つなぐ”という新しい文化を生み出しているように思います。
商品企画のおもしろさは、商品が完成して売れることだけでなく、その商品の存在によって、いままで世の中になかったコミュニケーションも生み出せるところかもしれません。次は、世の中の人たちがもっと写真をプリントしたくなるような商品の企画を。そして、「写真をカタチにすることはかっこいい」と思ってもらえるような次世代の写真文化を創っていきたいですね。そうして誰かの人生に、ちょっとでも影響を与えられたら嬉しいです。あの頃、私に写真を好きになるきっかけをくれた『写ルンです』のように。

とある1日のスケジュール

9:00出社、メールチェック
10:00実績確認
11:00資料作成
12:00昼食
13:00社内打ち合わせ
17:00部内会議
18:00退社
INTERVIEW
Focus on tomorrow

INTERVIEW

雑貨屋さんに立ち寄るのが日課です。特に文房具コーナーは大好きで、ノートの表紙のデザインや手帳のテンプレートなど、商品の仕様の参考にしたり、イマどきの流行を新商品から感じとっています。あとは、アルバムコーナーに立ち寄るお客さまの層や、商品の何を見て購入を決めているのか?という動きもこっそりリサーチしてます(笑)。

INTERVIEW
※所属・役職等は全て取材当時のものです。

社員インタビュー

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