IDカードに、
新しい価値を。
企画/2017年入社
鈴木 梨恵Rie Suzuki
Profile
営業推進部
イメージテック戦略企画部
鈴木 梨恵Rie Suzuki
2017年、新卒入社。学生時代は、大学新聞を発行する編集部に所属。記事の執筆から撮影・ディレクションまで行なっていた。当時の経験を生かして、現在はIDカード領域の企画職として様々なサービスや制作物に携わっている。
写真だからこそ、伝えられる一瞬がある。
学生時代に取材のために訪れた、大学駅伝。ランナーが襷を繋ぎ、約100kmもの道のりを経て、ゴールテープを切る瞬間、私は必死でシャッターをきっていました。「写真だからこそ、伝えられる一瞬がある。」学生時代、校内の新聞発行を手がける編集部で記者をしていた私は、いつからか、そんな風に実感していました。記事の執筆も担当しましたが、言葉だけでは伝えることが難しい、臨場感、熱量、空気が写真にはあるような気がしていました。伝える手段として写真にウエイトを置く。そんな姿勢で紙面構成を行なっていました。この経験から、就活において「写真や映像の力で、情報を伝える」ことに携われる富士フイルムグループは、自然と選択肢の一つに。でも、入社の決め手は、実は写真事業以外のところにあったんです。写真の領域のみで何十年と経験を積むよりも、FFISのように様々な領域に挑戦できる環境の方が、写真のその先にある「情報を伝える」という目的に、色んな角度からアプローチできる人材になれると思いました。写真のあり方が変わっていくいまの時代に、どんな新しい写真文化を創っていくのか。その担い手になれる、またとない機会だと感じましたね。
入社2年目、
ゼロからの出発。
現在は、IDカード事業の戦略企画に携わっています。中でも印象深いのは、入社2年目で担当した新サービス『デザイナーズカード』の立ち上げです。当時、学生証や社員証といえば、お財布にしまいっぱなしで「できれば人に見せたくないもの」という印象がありました。せっかく毎日持ち歩いているものなのに、もったいない。所属する学校や企業への帰属意識が高まったり、外部の人が見た時に魅力的に思ってもらえたりするような仕掛けがあったら、面白いんじゃないか…。いわば「身分証明証を用いて組織のブランディングを行う」それが、私たちの新しい試みでした。具体的には、社員証・学生証などの発行を請け負い、デザイン性が高く、ブランディングの役割も果たせるものを納品するというサービス。そのコンセプトから商品化、プロモーションまで、全て担当しました。『デザイナーズカード』と名付けて、商標登録も行いました。一番難しかったのは、知識も経験もない中で、商品をカタチにしていくこと。ブランディングに精通しているデザイン事務所の方と打ち合わせを重ね、試行錯誤しながら4P(Product、Price、Place、Promotion)を考えたのは、よい経験になりました。
イメージングの可能性は、
無限に広がる。
この『デザイナーズカード』という新サービス。教育機関や企業向けの展示会などで紹介すると「こういう社員証を求めていたよ!」という声をいただくことができました。お客さまからのご要望は様々で、例えば「名札として身に着けた時に、お客さんから顔を覚えてもらいやすいもの」や「働く社員のモチベーションが高まるカッコいいもの」など。いままで世の中にニーズはあったものの、カタチになっていなかった領域なのだと改めて実感しています。今回サービス立ち上げの一連の流れを経験して、改めて写真やイメージングの力を感じましたし、自分が新しい何かを世の中に生み出している、という実感がやりがいにつながりました。こんな大きなプロジェクトを、まだ入社2年目だった私に任せてくれたこの職場に感謝です。イメージングの可能性を信じてきたFFISだからこそ、生み出せたIDカード。学生時代からやりたかった「写真や映像の力で、情報を伝える」ということに、少しは近付けたのかな、と思えています。
とある1日のスケジュール
9:00 | 出社 |
---|---|
10:00 | 部内定例ミーティング |
11:00 | 市場調査のための展示会視察 |
13:00 | 昼食 |
14:30 | 協力会社さまと打ち合わせ |
16:00 | メルマガのコンテンツ制作 |
18:30 | 退社 |
知らない土地をスタンプラリーのように周遊することが大好きです。学生時代から、ほぼ毎月旅行しているくらいアウトドア派。会社でパソコンに向かったり、家でスマホを見たりしているだけでは気付くことのなかった新しい視点が、旅先でのいちばんのお土産ですね。